【企業経営理論】因果関係と相関関係の違いとは?

因果関係と相関関係は一見すると同じような意味と思うかもしれませんが、実は両者には違いが存在しております。

この違いを理解しておかないと、大きな誤解を生む可能性がありますので、正しく把握しておきましょう。

因果関係とは

いくつかの事柄の関係において、一方が原因で他方が結果であるというつながりのあること。

三省堂 大辞林

例えば、地面に向かってボールを落とします。

すると、当然地面にボールが落ちていることになります。

つまり、「地面に向かってボールを落とす」という原因が、「地面にボールが落ちている」という結果となり、これは因果関係があると言えます。

しかし、逆はどうでしょうか?

「地面にボールが落ちている」という原因が、「地面にボールを落とした」という結果になるでしょうか?

「地面にボールを置いた」かもしれませんし、「他の場所からボールを蹴った」かもしれません。

この場合、後者のケースでは因果関係があるとは言えません。

相関関係とは

① 一方が変われば他方も変わるというような関係。相関的な関係。
② 〘数〙 二つの変量の間で、一方が増加するにつれて、他方が増加または減少する関係。

三省堂 大辞林

例えば、気温が高くなるとアイスが沢山売れますが、一方で気温が低くなるとアイスの売れ行きが低下します。

このような関係を相関関係があると言います。

但し、これは結果論であって、2つの事象に因果関係があるかは不明なのです。

気温が高くなると、蒸し暑くなって、汗を沢山かいて、体温が高くなって、ストレスが溜まって、下がりもしない体温をアイスで下げようとアイスを食べる、、、なんてことも考えられます。

何を言いたいかというと、因果関係があるかもしれないし、ないかもしれないということです

なお、一方が変わった際に他方が変わらない、もしくは大きくなったり小さくなったりと相関が見られない関係を「無相関」と言います。

相関関係が生まれる4つの事象

AとBに相関関係があった際に、考えられる事象は4つあります。

  • A(原因) → B(結果)の因果関係がある
  • B(結果) → A(原因)の因果関係がある
  • 疑似相関がある
  • 偶然の相関

疑似相関とは、AとBに相関関係(もしくは因果関係)があり、AとCに相関関係(もしくは因果関係)がある場合、BとCにあたかも相関関係があるように見えることです。

偶然の相関とは、文字通り本当はなんら相関関係がないのに、データ分析の関係で偶然相関があるように見えることです。

まとめ

  • 因果関係があれば相関関係は成立する。
  • 相関関係があっても、因果関係は必ずしも成立しない。
C 企業経営理論
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