【企業経営理論】問題と課題の違いとは?

問題と課題は一見すると同じような意味と思うかもしれませんが、実は両者には違いが存在しております。

この違いを理解しておかないと、大きな誤解を生む可能性がありますので、正しく把握しておきましょう。

問題とは

① 答えさせるための問い。解答を必要とする問い。題。
  「算数の-を出す」 「英語の-を解く」
② 取り上げて討論・研究してみる必要がある事柄。解決を要する事項。
 「それは-だ」 「 -を解決する」 「大臣の失言を-にする」 「 -点を整理する」
③ 取り扱いや処理をせまられている事柄。
 「就職の-で悩んでいる」 「それとこれとは別-だ」
④ 世間の関心や注目が集まっているもの。噂(うわさ)のたね。
 「 -の人物」
⑤ 面倒な事件。厄介な事。ごたごた。
 「 -を起こす」

三省堂 大辞林

辞書から私が噛み砕いて整理すると、問題とは

対処が必要なのに対処がされていない生の状態

です。

例えば、

  • 会社に遅刻しそうだ。
  • スマホが壊れた。
  • 風邪をひいた。
  • 会社が倒産しそうだ。

課題とは

① 仕事や勉強の問題や題目。
 「休暇中の-」 「 -を与える」 「 -図書」
② 解決しなければならない問題。
 「当面の-」 「緊急-」

三省堂 大辞林

一方で、課題とは①で問題とありますが、与えられた問題に対する解答を作成するという意味では②と同様に、

発生した問題に対する”抽象的な”解決方針

です。

ここで重要なのは、具体的な解決策ではなく、解決に向けた抽象的な解決方針であり、確実性が必ずしもないということです。

まず、何をもって”解決”できるのかを考えてみると、

  • 業務に支障を及ばさない。(問題:会社に遅刻しそうだ。)
  • スマホを使える状態にする。(問題:スマホが壊れた。)
  • 風邪を治す。(問題:風邪をひいた。)
  • 会社を倒産させない。(問題:会社が倒産しそうだ。)

その解決に向けた方針として、

  • 会社と連絡をとって遅刻を伝える。(問題:会社に遅刻しそうだ。)
  • 修理メーカーを探す。(問題:スマホが壊れた。)
  • 風邪クスリを飲む。(問題:風邪をひいた。)
  • 売り上げを50%UPさせる。(問題:会社が倒産しそうだ。)

などが挙げられますが、いずれも抽象的な方針であり、確実性はありません。

逆を言えば確実性のある解決策であれば、課題と言わずに実行すればよいだけだからです。

①会社にとりいそぎ連絡をとることは大事です。遅刻を根本的に解決することはできないでしょう。遅刻が許されない場合は、タクシー等のより多くのコストを掛けて定時に間に合うように調整する必要があります。

②自分で直すことができないようであれば、業者に依頼する必要があります。しかし、修理する方がいいのか、そもそも修理できるのか、新品で買い直す方がいいのかは修理メーカに依頼してみないとわかりません。

③風邪クスリを飲めば快方には向かうかもしれませんが、薬が効かない場合もあります。

④売り上げが50%すれば倒産の危機を免れるかもしれませんが、いざ具体的になにをすればいいのかは不明です。つまり、抽象的で確実性のない解決方針なのです。

まとめ

  • 問題は、対処が必要なのに対処がされていない生の状態
  • 課題は、抽象的で確実性のない解決方針

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