【企業経営理論】シナジー効果と範囲の経済の違いとは?

シナジー効果(相乗効果とも呼ばれています。)を勉強している際には、範囲の経済との違いを理解しておくことが必要です。

違いをうまく説明できず、一見すると同じような意味と思うかもしれませんが、全く違う内容となっております。

この違いを理解しておかないと、正誤問題に引っかかってしまう可能性がありますので、正しく把握しておきましょう。

シナジー効果とは

会社を結合することにより、その企業価値が単に1+1が2になるのではなく、3にも4にもなる相乗効果のこと。

経営資源が集約されたり、別々の事業の組み合わせにより新たな付加価値が生まれることによってシナジー効果が発生する。

三省堂 大辞林

範囲の経済とは

範囲の経済(はんいのけいざい、英: economies of scope)とは経営学用語の一つ。企業が生産量を増加させたり事業を多角化した場合には、一製品や一事業あたりのコストを削減できるという概念。

これは複数の製品を複数の企業で生産するよりも、複数の製品を一つの企業で生産した方がコストを削減できるようになるということから言われている。

三省堂 大辞林

どちらも会社にとってプラスになる働きであることが分かるかと思います。

しかし、一言でいう違いとはなんでしょうか?

まず、両者の違いを見ていく前に”効果”と”経済”の定義をしっかりと理解する必要があります。

効果とは

① ある行為の、目的にかなった結果。ききめ。
  「猛練習の-が表れる」 「 -をあげる」 「逆-」
② 演劇・映画などで、その場面にふさわしい雰囲気や真実みなどを人工的につくり出すこ と。また、そのために用いる擬音・照明・音楽など。エフェクト。

三省堂 大辞林

経済とは

① 物資の生産・流通・交換・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体。
② 世を治め、民の生活を安定させること。 「男児の事業を為して天下を-するは/花柳春話 純一郎」
③ 金銭の出入りに関すること。やりくり。 「我が家の-は火の車だ」
④ 費用が少なくてすむこと。節約。

三省堂 大辞林

シナジー効果および範囲の経済での意味はそれぞれ

効果:結果、ききめ

経済:費用が少なくてすむこと

となります。

費用対効果(B/C[ビーバイシー]、BenefitとCost)で説明すると、

  効果(Benefit)    ← シナジー効果で増加させる分子
ーーーーーーーーーー
  費用(Cost)     ← 範囲の経済で削減させる分母

となります。

経営に喩えて説明するのであれば、

シナジー効果は売上が増加する

範囲の経済は原価が削減される

どちらも利益の向上に繋がっていくことが分かります。

まとめ

  • シナジー効果と範囲の経済は似て非なるもの。
  • シナジー効果は、売上を向上させ、利益向上させる。
  • 範囲の経済は、原価を削減させ、利益向上させる。

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